Chuo yakkyoku group 地域医療に貢献する中央薬局グループ
薬局からのお便り
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薬局からのお便り
2007年
  1. 今月号のお便り
  2. 8月号「大腸がん」
  3. 7月号「日焼け」
  4. 6月号「禁煙について」
  5. 5月号「ダイエット」
  6. 4月号「食中毒」
  7. 3月号「骨粗鬆症」
  8. 2月号「通風」
  9. 1月号「ノロウィルス」
2006年
  1. 12月号「風邪の予防について」
  2. 11月号「家庭血圧測定」
  3. 10月号「緑内障」
  4. 9月号「帯状疱疹」
  5. 8月号「夏かぜ」
  6. 7月号「赤ちゃんへのお薬…」
  7. 6月号「痔」
  8. 5月号「五月病」
  9. 4月号「水」
  10. 3月号「花粉症」
  11. 2月号「シップ薬の使い方」
  12. 1月号「かぜ症候群」
2005年
  1. 12月号「妊娠中の薬の服用」
  2. 11月号「インフルエンザ」
  3. 10月号「メタボリック…」
  4. 9月号「爪白癬」
  5. 8月号「熱中症」
  6. 7月号「虫刺され」
一般のみなさま
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日赤前店研修施設のご案内
今月の薬局便り「風邪の予防(うがい)について」
日本において、かぜの予防として一般的に考えられるのは手洗い、うがい、マスクの着用とされています。厚生労働省から出された「新型インフルエンザ対策報告書」の中にも インフルエンザの予防にマスクの着用があげられ、手洗いがライノウイルスによる風邪の予防にも有効であるとされています。うがいについては、冬季帰宅時にうがいを行うことが風邪の予防のため推奨されています。

今回、うがいについて調べましたので記載します。


風邪の感染について
人間の体は、自分の体を守るため、外部から体内に侵入しようとした塵や埃などを
粘膜にとらえて、痰として体外に出す様にしています。
ウイルスも同様、鼻腔→咽頭→気管→気管支の経路を経て下気道に向かいます。
その際、塵や埃などの有機物を餌にしてウイルスは増殖します。
ウイルスが増殖すると、ウイルスが粘膜から血管に入り込み感染が成立します。


うがいの意義について
風邪の感染が喉におけるウイルスの増殖により成立するため、
増殖前に殺菌が出来れば自分の身を守ることができます。
うがいの意義については、次の2点が考えられています。

まず、第一にウイルスが増殖するためにはある程度時間がかかります。
そのため小まめにうがいを行うことにより風邪の予防に役立とされています。
もう一つのうがいのメリットとして、喉に潤いを持たせることにあります。
乾燥した喉は、ウイルスにとって最適な環境と言えます。
うがいには、それを防ぐ目的があるとされています。

また、慢性呼吸器感染症の多くの人は、感染防御機能が障害されており、
上気道から下気道への病原微生物の「落ち込み」により、
繰り返し感染が成立する状況にあります。
そのため、慢性呼吸器感染症のある方は、なおさらうがいの果す役割は大きいと言えます。


うがいについて
口腔内は、無数の常在菌がバランス良く生息しています。
常在細菌叢は、外部から侵入してくる病原微生物の感染より体を守ってくれています。
そのため、うがいについては常在菌に影響を与えないように行うことが大切です。
通常のうがいの意義は、口腔内の洗浄、余分な有機物の除去、自浄作用の促進です。
以上の事を考慮すると、帰宅後、飲食後などの通常のうがいは、水うがいで十分と言えます。

では、うがい薬の必要な時はどの様なときか記載します。
常在細菌叢は、体力の低下(疲労)や免疫低下によりバランスを崩すことがあります。
そのため、咽頭痛、扁桃炎、口内炎、口臭の予防、抜歯創の消毒にはうがい薬が有効です。
また、インフルエンザウイルスなどはうがい薬の使用により比較的短時間で
死滅するとされており、風邪の流行期にも有効とされています。


正しいうがいの方法について
うがいと言っても効果的なうがいの方法があります。
正しいうがいには3つの工程があります。

1. 口のうがい
まず、口の中に残った食べ物のカスを取り除くためにクチュクチュうがいを行なう。

2. 喉のうがい
上を向いて、喉の奥まで行き渡るように、15〜20秒ガラガラうがいを行なう。

3. 2.を繰り返す。

以上がうがいの工程になります。
30秒以上うがいを行なうことで殺菌能力が格段に上がると言われています。


うがい液(分類)について
うがい薬は、口や喉の細菌を殺したり、炎症を抑える薬です。
うがいの分類については、おおまかに2つに分類できます。
うがい薬の種類については、

1)
殺菌、消毒用・・・口腔内の殺菌、消毒、抜歯後の感染予防などを目的とする薬その他、
咽頭炎、口内炎、扁桃炎に用いるうがい薬。例)ポピドンヨ−ド(商品名:イソジンガ−グルなど)

2)
抗炎症用・・・口腔粘膜の炎症を抑えることを目的とする薬
咽頭炎、口内炎、扁桃炎などに用いる。
例)アズレン(商品名:含嗽用ハチアズレなど)
となります。

使用法の注意点としては希釈が正確でないと効果や味が変わるので決められた量を守ること。
消毒剤によるうがい又は、口腔ケアを行う際は、常在細菌叢の変動を起こさない様に
最大でも1日5〜6回の範囲で行うこと 粉タイプは、ぬるま湯の方が良く溶けるので、
できればぬるま湯に溶かすのが良い様です。
今月の薬局便り「家庭血圧測定」
自分の血圧が高いのは、医師の前で緊張したから、診察を長時間待っていたから、駆け込んで診察を受けたから、など考えたことはありませんか?

高血圧の中には病院で測るときだけ高くなる「白衣高血圧」、逆に病院では正常なのに24時間血圧は高い「仮面高血圧」、明け方から起床時にかけて極端に高くなる「早朝高血圧」など、月に一度の受診だけで見つけ出すことは難しいものがあります。そこで家庭血圧測定で日常生活中の血圧を知ることをお勧めします。


Q.どのような血圧計を使えばいいの?
家庭血圧計は現在いろいろなタイプが売られていますが、手首や指で測るタイプより、
上腕で測るタイプのほうがより信頼できます。


Q.どのように測るの?
座った状態で上腕を机、テーブルの上に置きカフ(腕に巻きつけるベルト)位置が心臓の高さになるように測りましょう。カフが心臓より10cm低い位置で測ると7mmHg高めに結果が出ます。

Q.いつ測るの?
1日に朝晩2回、できるだけいつも同じ時刻に測りましょう。朝の家庭血圧測定は、起床後1時間以内、排尿後、座位1〜2分間の安静後、服薬前、朝食前に、晩の家庭血圧測定は就寝前、座位1〜2分間の安静後に測定します。

測定の頻度は、安定していれば週に3日、薬を変えた時や初めて治療を始める時には、週に5日以上測るとよいでしょう。

測った結果は血圧手帳やノートなどに記録して、かかりつけの医師に見せましょう。できれば時刻と心拍数も一緒に記録しましょう。血圧手帳の欲しい方はぜひ薬局に相談してください。


Q.測った結果の判定は?
家庭血圧は病院での外来血圧より低いことが普通です。平均で最高血圧が10mmHg、最低血圧が5mmHg程度低くなりますが、人によっては50mmHg以上低くなる場合もあります。 家庭血圧では125/80mmHg未満を正常、135/85mmHg以上ならば確実な高血圧として降圧治療の対象となりますが、年齢や合併症を考慮する必要があります。

家庭血圧はあくまでも参考値です。血圧は常に変動していますから、数値にあまり神経質にならないよう注意してください。

高血圧と診断されたら、塩分の取りすぎ、肥満、ストレス、運動不足、喫煙、過度の飲酒などに注意しましょう。これら生活習慣を改善する努力をしても血圧が下がらない場合は、降圧剤を飲む必要があります。よく「血圧の薬を飲み出したら一生飲まなくてはいけないから治療はしない」という声を聞きますが、高血圧をそのままにしておくと、心筋梗塞や脳出血などの合併症を起こす可能性が高まり、非常に危険です。血圧を良く知り、より良くコントロールすることで、快適な生活を送りましょう。

今月の薬局便り「緑内障」
緑内障とは眼圧が高くなり、視神経に障害が起こる病気です。

Q.緑内障の人はどれくらいいるの?
日本では40歳以上で30人に1人がかかっていると言われていますが、気づいていない人もかなりいます。放置すると失明に至ることもあり、失明原因の第2位になっています。

Q.緑内障にも種類があるの?
大きく分けて3種類あります。
1)続発緑内障…外傷等で二次的に起こる緑内障です。
2)先天緑内障…生まれつき涙の排出がうまくいかなくて起こる緑内障です。
3)原発緑内障…原因がはっきりしない緑内障の総称です。


Q.症状は?
緑内障はほとんどの場合両目に起こり、慢性と急性で症状の現れ方が異なります。

慢性)視野が狭くなるのが代表的な症状ですが、徐々に進行するため、
初期にはほとんど自覚症状がありません。気づいたときには、
かなり進んでいることがかなりあります。
そのほか、「何となく目が重い」「目が疲れる」「目に不快感がある」
などが現れることがあります。

急性)急激に眼圧が上がるため、突然激しい症状が現れます。
目の痛み・かすみ・まぶしさなど、直接目の症状で現れ、
頭痛・吐き気・嘔吐・肩こりなども起こります。


検査と治療
緑内障を早期に発見するには、眼圧だけでなく、眼底と視野の検査も必要になります。

眼圧検査)眼圧計で測りますが、眼圧が正常であっても緑内障のこともありますので、
この検査だけでは不十分です。

眼底検査)検眼鏡という物で瞳孔から眼球の奥を見て、視神経の様子を調べる検査です。
緑内障になると、視神経が萎縮して、視神経が集まって脳へ向かう部分の陥没が見られるからです。

視野検査)視野計を使って視野の状態を調べます。


治療
薬物療法、レーザー治療、外科的治療があります。

薬物療法)房水(目の中の水分)の排出を促す薬や、房水の産生を抑制する薬を点眼して
その人にあった目標数値まで眼圧を下げます。それでだめなら内服薬を服用します。
これらは、一生必要になります。

レーザー治療)薬物治療で正常にならない場合や急性の場合、レーザーで排出口を開けてやると
正常に戻ります。レーザー治療は外来受診で出来ます。

外科的治療)レーザー治療でも症状が改善されない場合や、
レーザー治療が難しい場合などは手術をします。房水の流れを良くするために、
少し切開をしますが1週間程度の入院が必要になります。


まとめ
緑内障は、一般的に自覚症状がないまま徐々に進行していきます。
40歳を過ぎたら、1年に1回は必ず、眼科で検査を受けることをお勧めします。
特に、家族に緑内障の人がいたり、近視の強い人、糖尿病の人は注意が必要です


今月の薬局便り「帯状疱疹」
水ぼうそう。ほとんどの人が患ったことがあると思います。
症状は消えていると思いますが、この時のウイルスは、まだ体の中、神経のところに潜んでいます。

帯状疱疹の原因は、このウイルス。

疲れ、加齢などで、抵抗力が弱ったときなどに、再び暴れだします。症状はチクチクした痛みや、発疹、水ぶくれが神経に沿って帯状に出てきます。お腹、背中に出る人が多いですが、顔や頭に出る人もいます。発疹などが消えても痛みが残る人もいますので、皮膚科の先生に症状を良く話し治療を行なって下さい。


Q.うつったりするの?
うつることはほとんどありませんが、水ぼうそうになったことが無い人と接触すると、
うつしてしまうことがあります(水ぼうそうとして症状が出る)。


Q.お風呂は?
水ぶくれなどがある時は、湯船につかるのは避けたほうが良い。
水ぶくれが破けていたりすると細菌に感染することがあります。
シャワーなどにしたほうが良いでしょう。洗うときはなるべくこすらないようにしましょう。


Q.食事で気をつけることってあるの?
特に食事に制限はありません。バランスよく食べ、疲れをとり、抵抗力をつけて下さい。
お酒は痛みを強くすることがあるので、控えたほうが良いでしょう。


Q.市販の薬で何とかならない?
なりません。抗ウイルス薬は市販されていません。

Q.運動はしていい?
安静が一番です。しばらく運動は避けて下さい。充分な睡眠と栄養を摂るようにして下さい。
充分な睡眠と栄養を摂るようにして下さい。


痛みを伴う発疹がでてきたら皮膚科に診てもらいましょう。
今月の薬局便り「こどもの夏かぜ」
『夏かぜとは…』
 冬のかぜやインフルエンザは低温・低湿度を好むウイルスが原因ですが、
夏かぜは高温・高湿度を好むウイルスによって起こります。


《代表的な夏かぜ》
疾患名
原因ウィルス
疾患名
疾患名
疾患名
咽頭結膜熱
アデノウイルス
7〜9月※
3〜6歳
4〜7日
ヘルパンギーナ
コクサッキーウイルス
6〜8月
1〜4歳
2〜4日
手足口病
エンテロウイルス
コクサッキーウイルス
5〜9月
1〜5歳
3〜5日
 ※最近では、夏季以外にも流行することがあります。

『咽頭結膜熱(プール熱)』

《特徴》
・プールを介しての流行が見られることから“プール熱”とも言われますが、原因となる アデノウイルス自体には季節性がなく、最近では夏季に限らず流行することがあります。
 ・飛沫感染と接触感染の両方があり、主に口や鼻、目の結膜から感染します。


《症状》
・39℃前後の発熱、のどの腫れや痛み。目の充血や痛み、涙や目やに、まぶしさ。
感染力の強い「流行性角結膜炎(はやり目)」との識別が大切です。
・下痢や腹痛を伴うこともあり、耳の下のリンパ節が腫れてくることもあります。
・症状は5〜7日程度で回復してきます。目に後遺症を残すことはありません。


《治療と予防》
・対症療法が中心です。眼の症状が強い場合には眼科的な治療をします。
・予防の基本は、手洗いやうがいです。
・プールでは必ず、泳ぐ前後のシャワー、洗眼をしっかり行いましょう。
・タオルや洗面器などの共用は避け、枕やシーツなどの寝具は清潔を保ちましょう。


《登園・登校について》
・症状が治まった後も長期間ウイルスが便から排泄されることがあります。
また、「主な症状がなくなった後2日を経過するまでは出席停止」という決まりがあります。
主治医の指示に従って下さい。


『ヘルパンギーナ』

《特徴》
・発熱と口腔内やのどの水疱が特徴の、夏かぜの代表的疾患です。


《症状》
・突然の発熱に続いて、上あごの奥の粘膜に発赤や水疱ができます。
・水疱が破れて潰瘍ができると、強いのどの痛みを感じます。
・熱は3日前後で下がり、徐々に発疹も消えてきます。


《治療と予防》
・対症療法が中心となります。
・のどの痛みから食欲が落ちた時には、脱水症状にならないよう水分を取らせましょう。
・予防は、手洗いやうがいが基本です。
・まれに髄膜炎、脳炎を合併することがあるので、頭痛、嘔吐、高熱が
続く場合には医師の診察を受けましょう。


《登園・登校について》
・絶対という決まりはありません。主な症状が治まった後も長期間ウイルスが
便から排泄されることがありますが、ほとんど軽症の場合が多く、
本人の状態によって登園・登校の判断をします。


『手足口病』

《特徴》
・その名の通り、手・足・口に水疱ができる感染症で、多くは発疹のみの軽い症状です。
・4歳くらいまでの幼児に多い感染症ですが、学童でも流行することがあります。


《症状》
・手のひら、足の甲や裏、口の中に小さな複数の水疱ができます。
肘や膝、お尻にできることもあります。
・口の水疱が破れて潰瘍ができると、痛みから食欲がなくなることがあります。
・発熱は38℃以下がほとんどで、1週間程度で回復してきます。


《治療と予防》
・特別な治療を必要としないことがほとんどです。
口の中の痛みから食欲が落ちた時には、脱水症状にならないように水分を取らせましょう。
・手洗いやうがいが予防の基本です。
・まれに髄膜炎、脳炎を合併することがあるので、
頭痛、嘔吐、高熱が続く場合には医師の診察を受けましょう。


《登園・登校について》
・ヘルパンギーナと同様に、本人の状態によって登園・登校の判断をします。


『看護の仕方』

《発熱している時》
・寒気があり、手足が冷たい場合
>> 体を温めます。掛け布団などで調節をしましょう。
・寒気がなく、手足が温かい場合
>> 体を拭いたりして体温降下を。脱水症状を防ぐために、水分を取りましょう。
ミネラルも同時に摂れる物がおすすめです。少しずつこまめに行なうのがコツです。


《食欲がない時》
・口の中が痛い時は、刺激にならない薄味の、のどごしのよい物を食べさせましょう。
>> お粥、野菜スープ、プリン、ヨーグルトなど。


《ご家族も予防を》
・石鹸による手洗いとうがいを心がけましょう。薬用石鹸やうがい薬が効果的です。
今月の薬局便り「赤ちゃん(乳幼児)へのお薬の飲ませ方」
 散剤(粉薬)や錠剤など、本来はお水または湯冷ましで服用するのが原則となっています。 本来は、乳幼児もお水でお薬を服用していただきたいのですが、なかなか飲んでくれない、 服用させても吐き出してしまうなど、なかなか大変なこともあるかと思います。

 そういった場合には、ベストよりベターと割り切って、なんとか工夫をしてお子様にお薬を服用してもらうのもお母様(お父様、ご家族の方)の ウデの見せどころではないでしょうか?そこで、乳幼児へのお薬の飲ませ方について、いくつかの情報をお知らせします。

『水薬(シロップ剤)の飲ませ方』
 ★お子様が飲みやすいように液体で甘みや香料が加えてあるのがシロップ剤です。
乳幼児にも服用しやすく、用量の細かい調節もできるメリットがありますが、
長期間保存できないことがデメリットとなります。


《飲ませ方》
 よく振り混ぜて、均一にしてから、一目盛りずつ一回分をカップやおちょこに計りとり、
飲ませてあげて下さい。ゴックンができれば、スポイトなどでほっぺたの内側に流し込むと
すんなり飲んでくれます。その際、のどの奥まで入れすぎると咳き込んでしまったり、
オエッとなってしまいますのでご注意ください。スプーンに取って、少しずつ流し入れて
あげるという方法もあります。また、小さな赤ちゃんは空の乳首に一回分の水薬を入れて
吸わせるという方法もあります。(先に乳首だけを口に入れて、赤ちゃんが吸い始めたら
お薬を入れるとこぼさずに飲めます。)


《ご注意ください》
 水薬(シロップ剤)は、使用の都度冷蔵庫に入れて保存して下さい。
また、計量に使ったカップやスポイトもその都度洗うようにして下さい。
使い切らなかったお薬は、取っておかないで廃棄するようにしてください。


『散剤(粉薬)の飲ませ方』
 ★水薬に比べて長期間の保存が可能です。粉薬でもドライシロップ剤など、
甘みや香料が加えられ、お子様が飲み易いよう工夫されているお薬もあります。


《飲ませ方》
 小皿やスプーンなどに1回分の粉薬を出して、数滴水をたらして団子状に練ります。
きれいに洗った手か、小さなスプーンで赤ちゃんの上あごかほっぺたの内側に塗りつけ、
その後におくすりを飲ませます。(舌先は苦みを強く感じるため、舌に乗せるのは
あまりお勧めできません)少量のアイスクリームに混ぜるという方法もあります。
冷たい舌触りが薬のイヤな味を和らげてくれるようです。
ほかにヨーグルトやジュースに混ぜる方法、おくすりを飲みやすくする専用の
ゼリーなどもあります。薬の飲み残しのでないよう、できるだけ少ない量で試してください。
(ミルクに混ぜるのは、ミルク嫌いになると困るのでお勧めできません)


《ご注意ください》
 抗生物質の一部など、スポーツドリンクやオレンジジュースなどに混ぜると、
苦みが増すものもありますので、薬剤師にお尋ねください。


『お医者さんにかかった時』
 小児科・小児外科で用いるお薬は、同じ薬でもシロップ剤、
散剤などいろいろなタイプがそろっているものもあります。
お子様がどちらかを服用するのが苦手な場合などは、医師にお話ししてください。


《リラックスを》
 お子様が、病気でつらそうなとき、治してあげたい一心で、
どうしてもお薬を飲ませなければいけないと一生懸命になりすぎて、
恐い顔でムリヤリ飲ませようとしていませんか?
 そうしますと、ますます逆効果になってしまい、お薬を見ただけで
拒絶反応が起こってしまうこともあります。
 お子様にお薬を飲ませる際は、大変だとは思いますが、
ご家族の方はどうかリラックスして、お薬を飲ませてあげて下さい。
今月の薬局便り「痔」
「痔」と聞くと、「恥ずかしい」「人には言えない」「私に限って」など 何となく嫌なイメージが強い病気ですが、痔について理解を深めて頂き 治療することや予防に向けての知識を習得して頂きたいと思います。

『痔の経験者はどれくらいいるの?』
4人いたら3人が経験者と言われています。しかし、病院に行く人は30%もいない というのが現状です。やはり、「恥ずかしい」「みせたくない」などで、 一般薬(市販薬)を使用するか、そのまま放置してしまうようです。

『痔にはどのような種類があり、男女差は?』
痔の半数は、痔核(いぼ痔)ですが、特に男女差はありません。
ただ、裂肛(きれ痔)は女性に多く、痔ろうは男性に多くみられます。
痔核(いぼ痔)は、便秘によるいきみや肛門部への過度の刺激、
長時間座りっぱなしや立ちっぱなしの生活が続くことによる血行障害などで発生する痔です。
裂肛(きれ痔)は、太くて固くなった便が無理に通過したために肛門の出口付近が切れて
出血と痛みがでる痔です。慢性化すると傷口が潰瘍状になり、強い痛みが続く場合もあります。
痔ろうとは、肛門のまわりが腫れて激痛が続き、発熱を伴う場合もあります。
この肛門周囲膿瘍が進み、慢性期になったものを、痔ろうといいます。
常にうみの混じった分泌液が出たり、肛門の周りにかゆみや不快感を感じるようになります。


『治療法にはどのようなものがありますか?』
大きく分けて2つの治療法があります。1つは、痔を切除してしまう手術療法。
もう1つは、痔を保存したまま治療を行う保存療法があります。


【手術療法】
いぼ痔は、大きくなり指で押しても戻らなくなってしまった場合。
きれ痔は、慢性化して潰瘍状になり肛門が狭くなったりした場合。
痔ろうは、薬では治らない症状なので、手術が必要となります。


【保存療法】
大きく分類して、生活療法、薬物療法、物理療法の3つに分類れます。

1.生活療法
痔の治療の基本とも言われており、便秘や下痢を防ぐ為に、
規則正しい食生活(1日3食必ず食べる)。朝は外出する1時間前に食事を済ませ、
余裕をもって便意を待つ。また、水分摂取は、水を1日2リットル飲む事を心がけるなど。
入浴などで患部を清潔にするなども肛門への負担を軽減させる療法です。


2.薬物療法
便秘などを解消する為の飲み薬。出血、痛みを緩和させる軟膏や坐剤。
痔核を萎縮させ、血流改善を目的とした飲み薬による療法。


3.物理療法
熱、電気、光線などの物理的作用により患部を治療する療法。

『痔を予防するためには?』
痔の予防や痔の悪化・再発を防ぐ為にも、
下記の事を基本に日常生活での健康管理に努めてください。


1.便秘にならないよう気をつけましょう。
(水を1日2リットル、飲むことを目標に。)


2.食物繊維を摂るように心がけてください。
(便秘になりにくくなります。)


3.規則正しい食生活を心がけるようにしましょう。
(排便が規則正しくでるようになります。)


4.排便のときは、無理にいきまないようにしましょう。
(排便は出たいと思った時に行くように。)


5.下痢をしないよう気をつけましょう。
(肛門に刺激を与えるほか、不潔にもなり細菌感染にもつながります。)


6.おしりや腰を冷やさないよう注意しましょう。
(冷やすと、肛門の血行が悪くなります。)


7.毎日、おふろに入りましょう。
(温めると血行が良くなります。)


8.長時間、同じ姿勢を続けないようにしましょう。
(座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢は肛門にうっ血をきたします。)


今や国民病とまでいわれるくらい多くの人が悩まされている痔疾患。
恥ずかしがらずに、専門医へ相談してみてください。
今月の薬局便り「五月病」
『五月病ってな〜に?』
「五月病」とは、4月に入学や就職、転校、転居などで新生活が始まり、 生活環境が変わった人が、責任とか緊張、また意気込みを持って頑張りすぎた結果、 その疲れがやっと慣れてきた5月の連休明けぐらいからいろいろな症状として現れてくる病気です。 新しい環境の変化についていけず、知らず知らずのうちに自分の殻の中に閉じこもりがちになる「心の病気」です。

『五月病の原因は?』
新しい環境に適応しようとした結果、心身にかかるストレスや、新しい環境
にうまく溶け込めないという悩み、新生活への失望などが原因といわれています。
 また、真面目で几帳面なタイプの人、物事にこだわりがちな人、周囲に気遣いをする人、
過保護に育てられた人等がなり易いといわれています。自分自身が疲れを自覚している
場合もありますが、多くの場合は疲れを自覚出来ないほど、張り切っていたり緊張したりしています。


『五月病の症状は?』
・不眠、途中で目が覚めてしまうなどの睡眠障害・朝おきられない
・よく眠れているのに、疲れが取れない
・やる気が起こらず何をするのも億劫
・自信がない
・イライラする
・頭痛、頭が重い
・肩こり
・食欲不振
・お腹の調子が悪い


『五月病を防ぐために』
何と言ってもまずは気分転換でストレス解消しましょう!

「急がずマイペースで新生活に慣れていけばいい」とゆったり構えましょう。
スポーツ・買い物・趣味に没頭し自分らしくいられる時間をみつけましょう。
気分転換をして自分らしさをとりもどしましょう。過度の頑張りすぎは自分が可哀想です。
新しく小さな目標を立てたりするのも効果的かもしれません。


ひとりで悩まずだれかに相談を!

身近な相談出来る人に話を聞いてもらうことにより、気持ちの切り替えが出来れば、
5月病は克服出来るようです。話をするだけで気持ちの整理がついたり、
考えをまとめることができます。


周囲の人は責めたり、怒ったりせず、温かく見守ってあげてましょうね。

気持ちの切り替えがうまく出来ないと、悶々・ウツウツした日々を送るようになってしまいます。
通常5月病は一過性といわれていますが、症状が重い場合、うつ病になってしまうこともあります。
このような場合には、1人で悩まないで、早めに医療機関の受診をお勧めします。
医療機関での治療にはカウンセリングや、薬物療法などがあります。

五月病は、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンが不足することにより
引き起こされるといわれています。現在の薬物療法は、これらの神経伝達物質の量を調整し、
症状を回復させる治療が中心になってきています。


最後に食事のバランスは大丈夫?

新生活に対応しようと頑張りすぎるあまり食生活が乱れてしまっているかもしれませんよ。 規則正しく、バランスよく、ストレスに負けない食生活を心がけてましょう。

5月、爽やかな季節ですから、気分も思いっきり爽やかでいたいものですね。
今月の薬局便り「水」
 『薬』を服用する時に飲む『水』。今回は視点を変えて、この『水』についてお話したいと思います。日本人は普段の生活の中で『水』についてあまり考えません。当たり前のように周りにあるからかもしれません。しかし、たかが『水』されど『水』です。我々の体の約60%は『水』です。

「水太りするから水分控えています」と言う人がいますが、
本当にそうでしょうか?


※ 1日に失われる水分量
  尿 1500ml
  汗・呼吸 1000ml
  便 100ml
  計 2600ml

上記のように1日で2.5リットル以上もの水分が失われていくのです。
ですから水分を摂らないでいると血液の粘性が高くなったり、体温調整がうまく出来なくなったり、
便秘にもなりやすくなります。また年を重ねると飲水中枢(脳内でのどの渇きを感じる部位)
が鈍くなり、体は水分を欲していても、補給が十分できるとは限りません。

是非とも積極的に『水』を摂るように心がけていきましょう。

(お茶、コーヒーなどは利尿作用があり摂取した以上に水分が体外に排出されてしまいます。)
意識して『水』を摂ることが出来るようになると肌もぴちぴち、便秘解消に、また脳梗塞、
心筋梗塞などの血栓症の予防にもなります。最初は難しいかもしれませんが
1日に1500〜2000mlの『水』をとることにチャレンジしてみてください!
(コツは500mlのPETボトルに『水』を入れ何本も冷蔵庫に入れておくこと。
それを朝、昼、夜、お風呂上り等わけて4回(4本)で2000mlです。
一気に飲まなくても大丈夫、テレビ見ながら、新聞読みながら、飲んでみてください)


さぁ!春です。新たな出発の春です。『水』をしっかり摂って、カラダを若々しく保ち、
新しいことに積極的にチャレンジしてみてください!
今月の薬局便り「花粉症」
 今年の花粉量予測は、昨夏の日照時間が少なかったことと、 花粉の多かった翌年の飛散量はすくないので、平年より少ないとの予測が大方です。 花粉症の症状は花粉量に左右されるところがあるので、花粉症の方にとっては朗報かもしれません。

[花粉症はなぜ起きるのでしょうか?]
 花粉症は免疫反応の一種です。「免疫」とはからだを守る仕組みをいいます。これはもともと自分のからだに進入しようする自分ではないもの (細菌など)をやっつける仕組みで、からだにとって必要なものです。
ところが、あまりにその仕組みが強く働きすぎ、からだにとってかえって害になってしまうのが
「アレルギー反応」です。

 花粉をふきとばそうとしてくしゃみがでてしまう、花粉を洗い流そうとして水ばな、
涙があふれでてしまう、花粉が入るのを防ごうとして鼻がつまる、
つまり、花粉症は花粉によって引き起こされる季節性のアレルギー反応
(主に鼻炎、結膜炎)のことで、ある日突然発症するケースが多いようです。

 花粉といってもいろいろなものがあり、花粉症を引き起こす原因となる植物は
60種類以上あるといわれていますが、日本の花粉症の原因で圧倒的に多いのがスギ花粉です。
スギ花粉が一番飛ぶのは大体2月〜3月くらいです。
この時期、花粉症の予防・症状の軽減のために対策をしましょう。

まず、あたりまえと思われるかも知れませんが花粉症から身を守る原則は花粉に触れないことです。


・外出時は花粉症対策用マスク、メガネ、帽子を。
・髪の毛の長い方は付着する花粉の量を減らす為にまとめる。
・花粉のつきにくい衣服(ナイロン素材など)を着る。
・花粉が付着しないように衣服に静電気防止スプレーをする。
・雨の次の日でからっと晴れた気温の高い日は花粉がよく飛ぶので外出しない。
・午後1〜3時は花粉飛散のピークなので、できるだけ外出しない。
・帰宅時は玄関先で衣類についた花粉を払い落とす。
・帰宅したらすぐに洗顔、手洗い、うがい。
・家のお掃除はまめに。
・外に干したお布団は念入りに花粉をはらって取り込む。
・空気清浄機、布団乾燥機、花粉防止スプレーもおすすめ。
・睡眠不足、疲労などのストレスは悪化の原因。(自分なりのストレス対処法を)


 また、皮膚を刺激してきたえる事によって症状が和らぐとも言われています。
例えば乾布摩擦は、昔から小児の喘息やかぜの予防に効果があることが知られています。
普段から薄着を心がけるなど、試してみてはいかがでしょうか。

 最近は花粉症対策の機能性食品がたくさん出ています。
こういった食品は、はっきりとはいいきれませんが、人によってはある程度の効果は
期待できるかもしれません。ただし、あくまで補助的なものとお考え下さい。
全ての方に効果があるわけではありません。

 また、今年はまだ販売されませんが、農水省は食べつづける事によって症状が軽くなるような
「花粉症緩和米」というお米を開発中です。すでに農水省が研究に関わった「べにふうき」
というお茶は去年からもう販売されています。「メチル化カテキン*」という成分を含み、
毎食後に一杯飲むだけで症状が軽くなるというふれこみです。

 ※「メチル化カテキン」は我が国の緑茶の大部分を占める品種である「やぶきた」には
ほとんど含まれていません。紅茶用品種として開発された「べにふうき」「べにふじ」
「べにほまれ」は含有していますが、残念ながら現在ほとんど流通していないようです。

 薬物療法では花粉症対策のお薬(アレルギー反応を軽くする薬)を花粉飛散1ヶ月前から
少なくとも4月半ば位まで飲みつづけていただく方法が一般的です。症状が軽くても根気良く
のみ続けましょう。また、抗アレルギー(ヒスタミン)薬は副作用として「眠気」「全身倦怠感」
が出て困る方も多いようですが、最近は眠気をおこしにくい薬もありますので、
主治医とよくご相談なさってください。

花粉情報をチェックしましょう。代表的なホームページはこちらへ。
日本気象協会
全国の花粉情報
今月の薬局便り「シップ薬の使い方」
[シップ薬の使い方]
シップ薬には大きく分けて3種類の物が存在します。 冷やすシップ(冷シップ)、温めるシップ(温シップ)、テープ状のシップです。 一般的に、冷シップは急性期に使用し、温シップは慢性期に使用します。 テープ状のシップ薬は急性期、慢性期どちらにも使用します。 現在はテープ状のシップ薬が多く使われるようになってきています。


[特徴と注意点]
●冷シップ使用に際しての症状としては、突指、肉離れ、脱臼、骨折、捻挫等の
熱や炎症を起こしている状態のときに使用します。

●温シップは急性期を過ぎて痛み等がしばらく続いている場合に使用します。
注意点としては熱を持っている症状には使わないことと、
温める成分としてトウガラシエキス等が配合されているため
多少刺激が強いため皮膚の弱い人は注意が必要です。

●テープ状のシップ薬は急性期、慢性期どちらにも使えますが
炎症と痛みを抑える効果が主になります。
薄い形状の物で皮膚に良く張り付き、剥がれないので好まれるようになって来ましたが、
かぶれ易い皮膚の人は注意が必要です。
今月の薬局便り「かぜ症候群」
 かぜというのは鼻やのどなどに起こる急性の炎症の総称で、誰もがよくかかる病気です。その原因の多くはウイルスの感染によるものですが、マイコプラズマや細菌感染で起こるものもあります。その症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、発熱などの症状が現れます。


[予防と対策]
1.かぜを防ぐには、バランスのとれた食事と適度な運動、十分な睡眠をとること、
衣服は厚着や薄着に気をつけてこまめに調節しましょう。
外出から帰ったらうがいと手洗いをすることも大切です。

2.かぜにかかったら、部屋を暖かくし十分な睡眠をとりましょう。
食事は温かいもので消化のよいものを摂り、ビタミンCと水分を多く摂ってください。
入浴は避けてください。冬は空気が乾燥し、かぜが治りにくくなりますので、
加湿器などで部屋が乾燥しないように気をつけてください。