Chuo yakkyoku group 地域医療に貢献する中央薬局グループ
薬局からのお便り
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薬局からのお便り
2007年
  1. 今月号のお便り
  2. 8月号「大腸がん」
  3. 7月号「日焼け」
  4. 6月号「禁煙について」
  5. 5月号「ダイエット」
  6. 4月号「食中毒」
  7. 3月号「骨粗鬆症」
  8. 2月号「通風」
  9. 1月号「ノロウィルス」
2006年
  1. 12月号「風邪の予防について」
  2. 11月号「家庭血圧測定」
  3. 10月号「緑内障」
  4. 9月号「帯状疱疹」
  5. 8月号「夏かぜ」
  6. 7月号「赤ちゃんへのお薬…」
  7. 6月号「痔」
  8. 5月号「五月病」
  9. 4月号「水」
  10. 3月号「花粉症」
  11. 2月号「シップ薬の使い方」
  12. 1月号「かぜ症候群」
2005年
  1. 12月号「妊娠中の薬の服用」
  2. 11月号「インフルエンザ」
  3. 10月号「メタボリック…」
  4. 9月号「爪白癬」
  5. 8月号「熱中症」
  6. 7月号「虫刺され」
一般のみなさま
医療関係のみなさま
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今月の薬局便り「大腸がん」
大腸がん  わが国における大腸がんの死亡率は、年々増加の傾向をたどっております。 その原因の一つに、食べ物の欧米化が考えられます。和食中心の食文化が、 変わりつつあり、高脂肪食・肉食の摂取量が増加傾向にすすみ、食物繊維の 摂取量が減少傾向になっている事が、大腸がん増加の原因になっていると 考えられています。大腸がんにならない為にも、注意して欲しい事などを 中心に大腸がんについて学んで頂きたいと思います。

大腸がんとは
 40歳以後に発生することが多く、西欧諸国では消化管系がんとして最も多いものです。
 日本にあっても食生活の変化により年々増加傾向になりつつあります。
 しかし、大腸がんはおとなしい性格で完治しやすいがんのひとつとも言われ、
 定期的な検査で早期発見し、治療の選択もいくつかある為、
 悲観的になることのないがんとも言われております。

《大腸がんの症状》
下痢・便秘が起こる。
出血(下血)、貧血が起こる。
通過障害のため腹痛がある。
発熱や倦怠感がある。
体重が減少する。

《検査を積極的に》
検査には、スクリーニングの糞便潜血検査や精密検査の大腸X線検査、
大腸内視鏡検査などがあります。少し抵抗のある検査ですが、
医師にすべてを任せ積極的に行いましょう。

《大腸がんに負けない生活7ヵ条》

ストレスに負けないゆとりある生活を

大腸は、ストレスの影響を受けやすい臓器のひとつです。
ストレスに よって自律神経のバランス乱れると下痢や便秘症状が表れます。
ストレスをうまく解消することを心がけましょう。

十分な睡眠を取って快適な排便を
大腸が正常に働くために必要なのが睡眠。便を直腸に運ぶ大蠕動という大腸の動きは、たいてい睡眠中に起こります。睡眠不足が続くと、大蠕動が起こりにくくなってしまうのです。また、起床時に十分な水分補給が大切です。

高脂肪、高カロリーの食生活を見直して
肉料理中心で高脂肪、高カロリー食や野菜の少ない食生活を続けていると、食物繊維不足から、便が大腸に長時間止まって粘膜を刺激し、炎症やポリープができやすくなります。こうした症状が慢性化すると、ひいては大腸がん発生にも関係します。

食物繊維が豊富な野菜を献立の中心に
便秘予防など大腸の健康に欠かせないのが、食物繊維の豊富な食事です。
毎日のメニューに、不溶性食物繊維を多く含む根菜類や大豆、納豆などと、水溶性食物繊維を多く含む海藻類やきのこなどを加えて食物繊維を上手にとりましょう。

ブロッコリーや緑茶は抗酸化作用を高める
大腸がんの大予防には、抗酸化作用が強いイオウ化合物を多く含むブロッコリーや玉ねぎなどがおすすめです。また活性酸素の増加を抑えるポリフェノールは、緑茶やカレー粉にも多く含まれています。
積極的にとりましょう。

適度な筋力運動を
大腸など消化管機能を高めるには、適度な筋力運動が欠かせません。
特におなかまわりを鍛える腹筋運動は、大腸に程よい刺激を与え、その働きを活発にしてくれます。

漢方薬などを服用する
食欲不振、腹痛、便通異常などの症状に対して効果のある漢方があります。
医師または薬剤師に相談してみて下さい。

まとめ
食生活の乱れは、いろいろな疾患を引き起こしますが、
大腸がんも、かなり影響する事がわかって頂けたと思います。
バランスの良い食生活を行い、大腸がんにならないような生活を送って頂きたいと思います。

今月の薬局便り「日焼け」
日焼け皮膚は、体を日光から守るバリアの役割を果たしています。日光に含まれる紫外線(UV)は皮膚に最も影響を与えます。紫外線は、その波長によってA波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)に分類されています。

紫外線には体がビタミンDを作り出すのを助ける働きがあるので、少量ならば有益ですが、大量に浴びるとDNAが損傷を受け、皮膚細胞が作り出す化学物質の量と種類が変わってしまいます。また、ビタミンの一種である葉酸もUVによって破壊されてしまいます。

UVAの方がUVBよりも体の深いところまで届きますが、
日光が体にもたらす悪影響の少なくとも4分の3はUVBによるものです。
日焼けによる炎症、皮膚の早期老化、しわ、皮膚癌などはこのUVBが原因です。

紫外線が最も強いのは1日の中では午前10時から午後3時までの日中、
季節では夏、地域では海抜の高いところです。

紫外線にさらされると、皮膚は損傷を防ぐ為に変化を起こします。
表皮(皮膚の最も外側の層)が厚くなり、紫外線を遮断します。
色素を作る皮膚細胞であるメラニン細胞は多くのメラニンを産出し、
その結果、皮膚が黒くなり日焼けとなります。
メラニンは紫外線のエネルギーを吸収し、深い部分の組織まで届くのを防ぎます。

日焼けは過剰な紫外線に短時間で急にさらされた結果として起こります。
日焼けをすると皮膚は赤くなって痛みます。
ひどい場合は皮膚が腫れ、水泡ができることもあります。

日焼けの症状は、紫外線を浴びて1時間ほどたった頃に出始め、1日後にピークに達します。
日焼けがひどいと、発熱、悪寒、脱力などの症状が出ることもあり、
まれですがショック症状に至る場合もあります。
日焼けをして数日経つと、生まれつき皮膚の白い人は日焼けをした部分の皮がむけて、そこがかゆくなります。若いうちに重度の日焼けをした人は、その後長期間日焼けをしなかったとしても、後に皮膚がんになるリスクは高くなります。

日焼けは健康的か?
日焼けした肌はしばしば健康の象徴や、活発で運動を好むライフスタイルの証としてみなされますが、実際には日焼けをしても健康面でのメリットは何もないばかりか、かえって有害です。
なので答えは「いいえ」です。

日焼け予防
1)紫外線の害を防ぐ最も有効で簡単な方法は強い直射日光にあたらないようにすることです。
衣類や普通の窓ガラスでも有害な光線はかなり防げます。

2)強い紫外線に当たる場合はUVをカットする、日焼け止めの軟膏やクリームを塗るべきです。
ほとんどの日焼け止めが防ぐのはUVBだけですが、最近の製品ではUVAも同様に防ぐものもあります。

3)日焼け止めはSPF値、つまり日光をどの程度防げるかを示す数値によって区分けされています。
SPF値が高い製品ほど、皮膚を日光から守る効果が高くなっています。
SPF→ 0〜12:最小限の保護作用
13〜29:中程度の保護作用(日常生活に)
30〜  :最も高い保護作用(屋外でのスポーツ時に)

日焼けが落ち着くまでは化粧品の使用を避けたほうがいいでしょう。日焼けで皮膚のバリアが壊されているところに化粧品の刺激が加われば、皮膚は一層傷ついてしまいます。

ビタミンCは日焼け後の色素沈着防止に効果的です。ビタミン剤を上手に利用して、しみを防ぎましょう。

今月の薬局便り「禁煙について」
禁煙について5月31日は世界禁煙デーです。
タバコは、肺だけではなく、あらゆる臓器に悪影響を及ぼします。
これを機会に思い切って禁煙を試みてはいかがでしょうか。

タバコの有害性について
 タバコには多数の発がん性物質が含まれています。これらの発がん性物質は、口から喉を通って肺に入り、肝臓で代謝され、尿に排泄されます。したがって、肺だけでなく、この通り道にある臓器はすべてががんになる危険にさらされることになります。

 また発がん性物質以外にもタバコの害は多くあります。タバコに含まれるニコチンは、
自律神経を刺激し、心拍数の増加や血圧の上昇、末梢血管の収縮を引き起こし、
生活習慣病のリスクを高めます。

 さらにタバコは身体の免疫力を低下させ、老化を促進するといわれています。
また、血管収縮やビタミンC破壊が促進されるので、シミやシワ、肌あれの原因になります。
健康的な素肌のためにも、禁煙したほうが良いのです。

禁煙が難しいのは
 喫煙とはニコチン依存という薬物依存症の一種であるといわれています。
ニコチンは脳に働いて快感をもたらします。
喫煙していないと調子が悪く感じられるのはこのためです。喫煙によるイライラ、集中できない、
落ち着かないことなどが辛いために禁煙を難しいものにしています。

 また、 人は、趣味、食事、家族や友人との語らいなどの日々の行動の中に快感を見出して
ストレスを解消したりしています。喫煙もこの習慣の一つであり、手軽にこうした快感を
得られる手段です。このことも禁煙を難しくしている要因のひとつです。

禁煙を始めてみては
 喫煙者のほとんどはニコチン依存症になっています。
禁煙できないのは“意志が弱いため”とよくいわれますが、必ずしもそうとは限りません。
最近ではニコチンガムやニコチンパッチなど体内にニコチンを補給しながら、
徐々にニコチンの依存を少なくしていく禁煙補助剤が発売されて
います。今までに禁煙にトライして挫折した人も、適切な禁煙指導を受ければ、
禁煙に成功する確率が高まります。医療機関で相談してみましょう。

禁煙補助剤を使っていても禁煙中は、どうしてもタバコが吸いたくなり、
誰にでもピンチが訪れます。そんな時は次のことを試してみてください。

○ 息を深く吸ってはく
○ 飲み物を飲む(冷たい水や熱いお茶)
○ 歯を磨く
○ 散歩、軽い運動をする
○ シャワーを浴びる
○ 好きな音楽を聴く
○ 部屋の片付け掃除をする

禁煙はなによりも決意することが大切です。1日1日の積み重ねを大切に、
今日からの禁煙にチャレンジしてみてください。
今月の薬局便り「ダイエット」
ダイエット今年も早いもので、もう5月です。初夏を迎え、薄着になるシーズン。「今年こそは、夏までにダイエットするぞ!」と決意している方もいると思います。また「メタボリックシンドローム」の改善、予防をする上でもダイエットは今や全ての方の関心事だと思います。

社会問題にもなりました某TV番組のように「○○で痩せられる」「□□を食べれば1ヶ月で○kgダイエット」など。一つ一つ検証してみなければハッキリしたことは言えませんが、痩せるか、太るかは、根本的には摂取カロリーと消費カロリーの差によってのみ決まるのです。

(1)摂取カロリー>消費カロリー・・・体重増つまり太るということ
(2)摂取カロリー=消費カロリー・・・現状維持
(3)摂取カロリー<消費カロリー・・・体重減つまり痩せるとういこと


上記のどれに該当するかで、体重は変化するのです。 痩せるにはどうするか?
上記を参考にすれば、日常生活を(3)の状態にして行くということです。

よく、「私は水を飲んでも太る」と言う方がいますが、科学的に言えばそれはありえません。
水は0キロカロリーです。また「今日はサウナに入ったから2kg減った」と言う方も、
これは汗をかいて体内の水分が減ったにすぎません。水を飲めばすぐにもとに戻ります。
いわゆるダイエットというのは見かけの体重を減らすことを目的とするのではなく、
脂肪を減らすことを目的としなくてはなりません。体脂肪率を減らすことを目的としましょう。

人間は飢えに備えるために、実に巧みな仕組みを作りました。
それは、余分に摂ったエネルギーを脂肪にして蓄え、
いざという時に脂肪をエネルギーにかえ飢えをしのごうとするのです。
しかし、現在の日本においては、その貯金した脂肪を必要とする状況(飢えの状態)には、
ほとんどの方がないと思います。
つまり、太る一つの原因は、必要以上のエネルギーの摂取が原因です。
以下、通常成人の方の1日に必要な摂取カロリーの目安を載せました。

《男女別、年代別、労働別の摂取カロリーの目安》
軽い
デスクワーク、家にいる主婦など
中程度
立ち仕事や営業
やや重い
1日1時間程度運動する人、農業、漁業などをしている人
重い
1日1〜2時間激しい運動をする人。建設業・宅配業など

《女性》
 
軽い
中程度
やや重い
重い
20代
1800kcal
2000kcal
2400kcal
2800kcal
30代
1750kcal
2000kcal
2350kcal
2750kcal
40代
1700kcal
1950kcal
2300kcal
2700kcal

《男性》
 
軽い
中程度
やや重い
重い
20代
2250kcal
2550kcal
3050kcal
3550kcal
30代
2200kcal
2500kcal
3000kcal
3500kcal
40代
2150kcal
2400kcal
2900kcal
3400kcal

間食をしないとか、朝食を抜く、甘いものを我慢して等のダイエットはあまり長続きしません。
成功の秘訣は1日の摂取カロリーをトータルで考えることです。
例えば、30代女性の中程度の労働の方だと約2000kcalです。
2000kcalの範囲なら何をどう食べても構いません。
(栄養の事は考えて下さい)好きなものを好きな回数だけ。
つまり1日の摂取カロリーは超えないというルールだけ守って下さい。
スペースの都合で個々のカロリーは載せられませんが、インターネットで簡単に食材、
メニュー毎のカロリーを調べられますから、自分で調べてみてください。
食品のカロリーを意識するだけで、違ってきます。

また、1ヶ月に10kg減量とか無理なダイエットは厳禁です。1ヶ月2kg以内を目標にしましょう。
たったこれだけ!と思わないでください。
脂肪1kgを燃焼させるのに必要なエネルギーは7000kcalです。
つまり2kg痩せるには14000kcal分を1ヶ月でやり繰りしなくてはなりません。
食事だけで、これを達成しようとすると、14000÷30=466kcal、
つまり、毎日約1食抜かなくてはいけないのです。結構大変です。

そこで、今度は消費カロリーを増やすという、もう一つのアプローチを考えてみましょう。
水泳、ジョギング、ヨガ等々ありますが、お金も、時間もかからない方法を1つ、
それは、筋トレです。「え〜」って言わないで下さい。
食事と同じです。無理をしない筋トレです。
回数は問いません。もう出来ないと思ってから1回プラスで大丈夫です。
毎日続けていくと、少しずつ出来るようになります。
なぜ、筋トレかそれは寝ていても痩せる体、太りにくい体、リバウンドしない体を作るためです。
基礎代謝量を上げるためです。
基礎代謝量とは安静にしていても体が必要とするエネルギーのこと。
人間が1日に消費するエネルギーの60%〜70%が基礎代謝量です。
そのうち約40%を筋肉が消費しています。
筋肉量がアップすれば基礎代謝量が上がるのです。
どの筋肉を鍛えれば良いか、それは大きな筋肉です。
胸の筋肉、腹の筋肉、お尻、太ももの筋肉などです。
具体的には、腕立て伏せ、腹筋、スクワットなどです。
いわゆる皆さんが筋トレと聞いてイメージするものです。
具体的なやり方は、今回は省きますがインターネットや
本などに載っていますから参考にしてみて下さい。

以上をまとめると、食事に関しては1日の必要摂取カロリーの1割を減らす。
先程の例で言えば、約1800kcalにする。筋トレを毎日、もうだめプラス1回実行する。
続けて行けば、消費カロリーが約1割程度アップします。
両方足して約400〜500kcalになります。
これで1ヶ月2kg体重が減ります。3ヶ月で6kgです。
実践あるのみ!あっという間に、暑い夏がやってきます。
さあ、今日から実践してみてください!
今月の薬局便り「食中毒」
食中毒食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルスが付着した食品や有害・有毒な物質が含まれた食品を食べることによって起こる健康被害(多くの場合、嘔吐、腹痛、下痢などの急性の胃腸障害)をいいます。

今冬のノロウィルスの記録的な大流行、不二家の消費期限切れ問題など記憶に新しい事ですが、季節的に春を迎え気温が上昇してくると細菌性食中毒を起こす危険性が高くなります。ゴールデンウィークなど行楽シーズンに向けて食中毒を起こさないように注意しましょう。また、もし食中毒を起こしてしまったら、早目に医療機関に受診しましょう。


《食中毒予防の3原則》
1)付けない
食中毒を起こす細菌やウイルスは、魚や肉・野菜などの素材についていることが多く、
この微生物が手や調理器具を介して他の食品を汚染し、食中毒の原因となることが多いです。
ですから、手や器具・食材(野菜や魚などの洗えるもの)を洗ったり、
器具を使い分けたりするように心掛けましょう。


2)増やさない
食中毒を起こす微生物がついてしまった食品も、食品のなかで微生物が増えなければ
ほとんどは食中毒にはなりません。細菌は通常、冷蔵庫の中ぐらいの低温(4度〜10度)になると
増えにくくなるので、食品を扱うときには室温で放置せずに冷蔵庫で保管することが大切です。
ただし、冷やしたからといって菌が死ぬわけではありませんし、O157などのように少量でも
発症する細菌やウイルスなども入るため、増えないからといって過信は禁物です。
また、調理済みの食品はなるべく早く食べるようにしましょう。


3)殺す
食中毒を起こす微生物のほとんどが熱に弱く、食品についていても加熱を十分にすれば
殺すことができます。しかし、加熱が不十分だと食中毒が起こる可能性があるので注意が必要です。
食器や調理器具などは、洗った後に熱湯や塩素系漂白剤などで消毒すると良いでしょう。


《色々な食中毒》
細菌性
感染型
サルモネラ、腸炎ビブリオ、
カンピロバクター、病原大腸菌など
毒素型
黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌など
ウイルス性
 
小型球形ウイルス、ノロウィルスなど
自然毒
動物性
フグ、毒カマス、貝など
植物性
毒キノコ、じゃがいもの芽、毒ゼリなど
化学性
 
殺鼠剤、農薬、メタノール、鉛など
その他
アレルギー様
ヒスタミン
カビ毒
アフラトキシン、フザリウムトキシンなど
寄生虫など
クリプトスポリジウム、サイクロスポラなど

《原因別症状・予防方法など》
1)サルモネラ食中毒
症状:下痢(黒緑色の粘血便)、発熱(38〜40度)、腹痛
潜伏期間:12〜24時間
原因食品:鶏卵、食肉などの畜産食品、うなぎ、スッポン
予防方法など:
鶏卵、食肉の生食は避け、十分加熱する。
鶏卵、食肉を扱った器具、手指はその都度洗浄、消毒する。
食品は低温で保存する。


2)腸炎ビブリオ食中毒
症状:激しい腹痛(上腹部痛)、下痢(水様血便)、発熱(軽微)、嘔吐
潜伏期間:3〜20時間
原因食品:海産生鮮魚介類およびその加工品、漬物(二次汚染)
予防方法など:
生鮮魚介類は低温(10度以下)で保管し、調理前に流水(真水)で洗浄する。
タコ、カニなどの調理は中心温度70度で1分以上加熱する。
調理器具は専用のものを使用し、使用後は流水で洗浄、消毒をする。


3)カンピロバクター食中毒
症状:下痢(水様性ときに粘血便)、発熱(38〜39度)、腹痛
潜伏期間:2〜7日
原因食品:食肉(特に鶏肉)、井戸水、沢水
予防方法など:
生肉などは早めに調理し、十分加熱する。
生肉と調理済食品は別々に保管する。
調理器具などは十分乾燥させる。
井戸や貯水槽では滅菌などの衛生管理に注意する。
生水は飲まない。


4)黄色ブドウ球菌食中毒
症状:激しい嘔吐、腹痛、下痢、発熱はない
潜伏期間:1〜6時間(通常3時間程度)
原因食品:おにぎり、弁当類、生菓子(特にシュークリーム)
予防方法など:
手指に傷のあるヒトは調理をしない。
調理、盛り付け時には清潔な衣服、帽子、マスクを着用する。
食品は低温で保存する。


5)ウエルシュ菌食中毒
症状:下痢(水様便)、腹痛(症状は比較的軽く、一過性)
潜伏期間:6〜18時間(通常12時間程度)
原因食品:大量に加熱調理された後、長時間室温に放置される食品が多い
(カレーライス、シチュー、スープなど)
予防方法など:
前日調理を避け、加熱調理後はなるべく早く食べる。
加熱調理後は速やかに冷却し、冷蔵保存する。
食べる前に再加熱する。


6)ボツリヌス食中毒
症状:特徴的な神経症状(視覚異常、言語障害、呼吸困難、嚥下[のみこみ]困難など)、
重症例では死亡(神経症状の発症前に嘔吐、下痢、便秘などを示すこともある)
潜伏期間:12〜36時間
原因食品:缶詰・びん詰食品、レトルト食品(真空パックした食品)
(カレーライス、シチュー、スープなど)
予防方法など:
真空パック、缶詰が膨張していたら食べない。
調理には新鮮な原材料を使い、十分に洗浄する。
魚の調理には腸内容物が魚肉を汚染しないように注意する。


7)病原大腸菌食中毒
症状:(腸管出血性大腸菌)激しい腹痛、下痢(初め水様、後に鮮血便)、
発熱(軽微)、重症例では溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす。
(毒素原性大腸菌)下痢(米のとぎ汁状水様便)、腹痛(軽微)、嘔吐
(腸管侵入性大腸菌)下痢(粘血便)、発熱、腹痛、嘔吐
(その他の病原大腸菌)下痢(水様便)、腹痛
潜伏期間:(腸管出血性大腸菌)3〜7日
(毒素原性大腸菌)12時間〜2日
(腸管侵入性大腸菌)2〜3日
(その他の病原大腸菌)2〜6日
原因食品:家畜などの糞便に汚染された食品、食肉、水
(カレーライス、シチュー、スープなど)
予防方法など:
食品は十分加熱して食べる。
食肉などから他の食品が汚染されないように注意する。
調理器具の洗浄、消毒を十分行う。
食品は低温で保存する。
井戸や貯水槽の場合、滅菌などの衛生管理に注意する。


8)ノロウィルス
症状:主な症状はおう吐と下痢で、頭痛、発熱、咽頭痛など、
かぜとよく似た症状がみられる場合もあります。
潜伏期間:1〜2日
原因食品:生かき、サラダ、果実、ケーキなど、生のまま食べる食品など
予防方法など:
流水中での手洗いを励行しましょう。
給水設備の衛生管理を徹底しましょう。
調理器具等を介した二次汚染を防止しましょう。
十分に加熱調理しましょう。


参考資料
さいたま市ホームページ
岐阜県ホームページ
広島県環境保健センターホームページ
厚生労働省
今月の薬局便り「骨粗鬆症」
骨粗鬆症骨粗鬆症とは骨に小さな穴が多発するようになり、骨がスカスカになる症状の事を言います。そのような状態になると非常にもろくなり骨が変形したり、痛み、さらには骨折の原因になります。

原因には、性ホルモンが関わっていると言われておりますが、それ以外にもいろいろな要因が存在し加齢、体型、運動不足、喫煙、食事、極端なダイエットなどがあります。骨形成には欠かせないカルシウムやビタミンDの摂取不足や、喫煙によりカルシウムの吸収の妨げ、排出の促進などです。

骨粗鬆症を予防するには、このような要因を除くことと、 発症前の運動と食事の内容が
大切になります。十分な量のカルシウムをとる食事をし、運動をすることにより
骨に力をかけ骨を強くします。そして、日光に当たることにより皮下でビタミンDが
作られカルシウムの吸収を良くするようにします。

治療法としては食事療法、運動療法を踏まえたうえで行われます。
活性型ビタミンD剤の投与によるカルシウムの吸収促進。カルシウム製剤の投与。
ビスフォスフォネート製剤投与により破骨細胞の働きを抑える。
エストロゲン製剤であるホルモン剤の投与などです。
まずは、生活習慣に気をつけ、しっかり食事をし、適度な運動が大切です。
今月の薬局便り「痛風」
痛風は、中年の男性に多い病気とされてきましたが、最近では30代で発病する人も多く、若年化する傾向があります。 現在、患者数は約60万人、予備軍は500万人とも言われています。

痛風とは、血液中に尿酸という物質が増え、これが過剰になると針状の結晶になって体の中に沈着します。 ある日突然、足の親指のつけ根の関節に激痛が起こり、たちまち赤く腫れてしまいます。ひどいと2、3日歩けなくなるほどの痛みです。

約70%が足の親指のつけ根の関節に発症します。
ひじやひざ、手足の関節、耳たぶにも起こることがあります。
激しい痛みは一時的なもので、4〜5日たつとだんだん軽くなり、2週間くらいで痛みは引きますが、
このまま放っておくと再発します。痛風発作を繰り返しているうちにいろいろな症状がでてきます。
尿酸の塊りが、耳や足の親指にできたり、尿酸結石ができやすくなります。
恐ろしいのは腎臓に尿酸がたまり、その機能を失って腎不全に至ることです。

尿酸は体内でプリン体と呼ばれる物質が分解されてできます。
尿酸が増えてしまう理由としては、プリン体を含む食品の食べすぎで、
体内で尿酸が作られすぎる場合と、尿酸の排泄がうまくいかず、たまる場合があります。


日常生活でのポイント
1)肥満、食べ過ぎに注意しバランスのよい食事をとる
2)アルコールを控える(特にビール)
3)水分を十分に取る
4)プリン体を含む食品を多くとらない
5)アルカリ性食品をとる
6)適度な運動をする
7)精神的ストレスや過労を避ける
以上に注意してください。
 
 
今月の薬局便り「ノロウイルス」
冬季を中心に、ノロウイルスを原因とするおう吐・下痢などの健康被害が多発しています。 ノロウイルスによる感染症及び食中毒の発生を防止するためには、ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策等が必要です。 ノロウイルスに対する正しい知識を持って、予防しましょう!

ノロウイルスに対する正しい知識を持って、予防しましょう!


Q.ノロウイルスに感染すると?
潜伏時間(感染してから発症するまでの時間)は24〜48時間で、主な症状は、吐き気・おう吐・下痢・腹痛で、発熱は軽度です。
通常、これらの症状が1〜2日続いた後、治ります。後遺症もありません。
また、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
ただし、幼児や高齢者など体の抵抗力が弱い人が感染すると、
脱水症状を起こすなど重症になることがありますので、注意が必要です。
※感染すると、ふん便やおう吐物には大量のウイルスが含まれています。
下痢等の症状がなくなっても、通常では1週間程度、長いときには1ヶ月程度ウイルスの排泄が
続くことがありますので、食品を取り扱う場合などには注意が必要です。

感染予防の基本は「手洗い」です!
ノロウイルスの感染経路は、ほとんどの場合、経口(口から体内に入ること)感染です。
日頃から、食事前やトイレの後などにおいて、石けんでしっかり手を洗い予防しましょう。
また、二次感染を防ぐため、患者のふん便やおう吐物等に直接触れないよう、
手袋を着用するなど、処理には十分注意してください。
処理した後は、石けんでしっかり手を洗い、うがいをしましょう。
手を洗う時は、腕から指先まで、30秒以上、しっかり洗いましょう。


【手洗いの正しい方法】
1)手を水で濡らし、石けんをつけます。
2)腕から指先まで、ていねいに、こすり洗いします。
3)十分に水洗いし、石けんをよく洗い流します。(20〜30秒間)
4)ペーパータオル又は清潔なタオルで、手を拭きます。
※石けんにはノロウイルスの感染力を失わせる効果はありませんが、
手の脂肪等の汚れを落とす事により、ノロウイルスを手指からはがれやすくする効果があります。

詳しく知りたい方は ノロウイルスに関するQ&A
(厚生労働省:http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040204-1.pdf
などを参考にしてください。