医務室へ。ベッドに寝かされ、血圧を測り、ペンライトで光を目で追わされる。DR.がなんか言ってる。最後の24時間は一人になってはダメだ。何かが起きてからは遅い、とゆー事だろう。でも、そんなのカンケーねー。俺はアパートで独り暮らし。客席に父親が来ていたが実家に戻るのはメンドイ。
控え室(実際は控え室の前のベンチ)に戻り腰を下ろす。なんだかわからないが涙が出てきた。過去の試合、2敗しているが初めてのことだった。本当にわからない。何だ。涙を流しながらそう思った。情けないのか、申し訳ないのか、悔しいのか。最後と決めていたからか。見られたくないのでシャワー室へ。シャワー室の前に相手選手がいた。誰かと話している。軽くあいさつ。一緒にいたおじさんが「まだやるんだろ?」と。「いえ、もう30ですよ」などと言ってシャワー室へ。「もう30ですよ」の言葉に何の意味もない。出来る奴は出来るし、やっている奴はやっている。誰かがいい事言ってた。「妥協することが大人じゃない」ちょっと違うかな。
シャワー室に入るとあとから対戦相手も入ってきた。少し話す。奥のシャワーへ。シャワー浴びながらも涙が出てくる。止まらねー。なんか声も出そうだった。かっこよく言えば、肩を震わすように。隣で浴びている相手が話しかけてくる。試合中のことなど。浴び終わっても少し話す。お互いをリングで見た印象、今までの試合のことなど。奴は21歳だった。若い。が、今日でボクシングをやめようと思ってリングに上がったみたい。まだ早い、などといった気がする。試合中のバッティングのことを謝り、お礼を言い、がんばって、などといって別れた。たぶん、俺の目は赤かった。なんか恥ずかしい。憎しみで殴り合っていたわけではないので、試合後はスッキリ。負けたが、悪い気分は残らない。
仲間のところへ戻り、帰る準備。声をかけられ、また涙が出そうになる。
客席に父親と妹が来ていたので、一応顔を見せに行く。会長も来て親と話をしている。妹の前だがまだ涙が出る。なんなんだよ。少し話し、ホールを出る。この時みぞ辺りが少し気持ち悪い。
後楽園で試合をした時は、いつも上野で食事をする。だんだん気持ち悪くなってくる。上がってくる。店の前まで来て、ダメだと思い、先に店に入りトイレへ。吐いた。そーいえばボディーをもらった気がする。俺は腹が弱い(じゃあ、何が強いんだ、とは聞かないで)。練習のときも何度か倒れている。やはりボディーは後からか。みんなはもう席についていた。俺はやられて顎が痛いので、チョコパフェとアイスティー。食事中、「まだできる、もう一回」などと言われたが、もうやる気はない。この時にはもう気持ちは落ち着いていた。
上野から特急で帰る。電車内でもいろいろ言われた。
駅に着きタクシーで家まで帰った。
これから何をしよう。とりあえず、ただの男にかえるぜー!
ライ ラライ ラライ ラライ ラライ〜〜♪
December 20, 2007:posted by ボクサー薬剤師