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日焼け止めの選び方

外出やスポーツ、レジャーが楽しい季節になって来ました。

今回は、紫外線対策 <日焼け止めの選び方> をご紹介します。

紫外線を浴びると、皮下でビタミンDが作られ、骨を強くしたり、免疫機能を高めたり、健康維持に繋がります。

しかし、紫外線を浴びすぎると、日焼けやシミ、シワの原因になります。

紫外線量は、3月頃から増え始め、1年の中で6月〜8月が最も強くなると言われています。

紫外線は、波長の違いでUV-A,UV-B,UV-Cに分類されます。UV-Cは、波長が短く、オゾン層等で吸収されるため、地上には到達しません。

○紫外線UV-AとUV-B

UV-AとUV-Bを簡単に紹介します。

・UV-A

UV-Aは、波長が長く、その35~50%が表皮を通過して真皮まで到達し、肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)が起こります。

また、肌の弾力を担う、コラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞にダメージを与えます。長く浴び続けると肌の弾力が失われ、シワやたるみなどの、肌の老化の原因になります。

UV-Aは、透明なガラスやカーテンを通過するので室内の日の当たる場所で長時間過ごす際にも注意が必要です。

・UV-B

UV-Bは、波長が短く、真皮には到達しません。しかし、浴びた直後から炎症(サンバーン)を起こします。これがシミやそばかすなど、肌の乾燥の原因になります。長時間UV-Bを浴びると、水泡や軽い熱傷を起こすことあります。

しかし、UV-Bは、皮下でのビタミンD合成に重要なので、過剰な紫外線対策は、ビタミンD不足の危険を招きますので注意しましょう。

日焼け止めの表示の見方

日焼け止めの表示にある、SPFはUV-B、PAはUV-Aの防止効果を表します。

SPFとは

SPF・・・UV-B防止効果。「UV-Bを、塗らない時に比べて何倍防ぐ事ができるか」を表します。

SPFは2~50、50以上は「50+」と表示され、数字が大きい程、防止効果も高いです。

(例)SPF25

何も塗らない時20分で赤くなり始める人が、SPF25の日焼け止めを利用した場合、20×25=500分(約8時間)、肌が赤くなるのを防ぐことを表します。

・PAとは

PA・・・UV-A防止効果。「+」~「++++」の4段階で、「+」が多いほど、防止効果が高いです。

「SPA、PAが高いほど、良い」と思われますが、数値が高いほど肌に負担がかかり、肌トラブルの原因になる事があります。

日焼け止めは「紫外線をどのくらいの時間浴びるか」を考えて、シーンに合わせて選びましょう。

○紫外線対策の心得

紫外線は天候に関係なく、1年中地表に届いています。

そのため、日焼け対策も1年中行うことが大事です。

日焼け止めを塗る以外にも、日傘や帽子等の紫外線防止グッズも利用して肌に直接紫外線を当たらないように工夫しましょう。アスファルトからの照り返しにも注意しましょう。

紫外線は白内障の原因にもなるので、サングラスやUVカットのメガネで目も守りましょう。

最後に

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

少しでも日焼け止め選びの参考になって頂けたら嬉しいです。

中央薬局グループでは、日焼け止め対策に関するご相談も随時受付中です。何か気になることやご質問等ございました、お近くの中央薬局グループのスタッフまでお声がけ下さい。

広報委員会