<ジェネリック医薬品とは>
皆さまこんにちは!
突然ですが、ジェネリック医薬品ってご存じですか?
今日はジェネリック医薬品について中央薬局グループから解説させて頂きます!
ジェネリック医薬品とは?
先発医薬品と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等なお薬です。
製薬会社さんの特許が切れ、他の製薬会社さんが作れるようになった薬で、安価なのが特徴です。
日本の厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造・販売されているお薬です。
そこで…こんな疑問を持つ方いらっしゃいませんか?
・先発医薬品てなに?ジェネリックはなんで安いの?
・先発とジェネリックってどんな違いがあるの?
・ジェネリックを推奨しているのは日本だけなの?
☆それではまず『先発医薬品てなに?ジェネリックはなんで安いの?』を解説します。
医薬品は大きく分けて3つに分類されます。
①OTC医薬品(処方せんがなくてもドラッグストアなどで購入できる薬)
②先発医薬品(一番最初に販売されたお薬の事で、開発費用がかかっていて特許がある)
③後発医薬品(ジェネリック医薬品のことで、開発費用が抑えられている。)
一般的に新しい薬(先発医薬品)の開発には10年以上の歳月がかかり、また開発費も莫大になります。
そのため、開発費の回収のためにも薬の値段が高いことがあります。
要するに…
設計図がなく、ゼロから薬を作っているのが先発医薬品。
設計図があるので、安く作れるのが後発医薬品 って事になります。
☆次に『どんな違いがあるの?』について解説します。
品質・有効性・安全性:同じ
有効成分:同じ
薬の効果:同じ
添加物:違う
※添加物とは、薬の効果がない、有効成分以外のもの
※最近では、添加物も同じオーソライズドジェネリックと呼ばれるジェネリック医薬品もあります
要するに…
先発医薬品とジェネリック医薬品は添加物以外同じなのです。
☆そして最後は『ジェネリックを推奨しているのは日本だけなの?』についての解説です。
ジェネリック普及率を見てみましょう。
アメリカ:90%に対して日本:76.9%(2019年度)です。
医療費が国の財政に及ぼす影響は年々増えています。そこで、『医療費抑制に貢献するお薬』としてジェネリックが注目され、
医療費抑制のためにもジェネリックの使用を促進しているのが国の方針です。
2年に一度の診療報酬改定(簡単に言うと薬局や病院の手数料)のジェネリック医薬品の項目も推進する改定になっています。
要するに…
日本だけでなく、海外でも推奨されているお薬なのです。
これで解説は終わりになります。最後までご覧いただきありがとうございました。
お薬の事でわからないことがあれば、お近くの中央薬局グループへお気軽にお問い合わせ下さい!
広報委員