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中央薬局グループの薬剤師出演番組 FMふっかちゃん「ゲストでおネギ~します」コーナー サプリメント編

FMふっかちゃん 88.5MHz 毎週金曜日の番組「Weekday!ふっかモーニング!」の「ゲストでおネギ~します」コーナーには中央薬局グループの薬剤師が生出演しています。

今回は過去に放送された番組から「サプリメント」の話題について投稿します。番組内で歌う薬剤師として紹介された中央薬局本店の薬局長が出演しました。

ラジオパーソナリティ(以下 P)】:サプリメントって何ですか?

【薬局長(以下 薬)】:サプリメントは、英語では「補足」とか「追加」という意味なんです。そんなことで日本では「健康補助食品」とも呼んでいます。カプセルや錠剤みたいな形のもあるし、ドラッグストアや薬局などでも売っていますから、「お薬」かな?と思っちゃうんですけど、これは「食品」なんです。健康に良い食品を健康食品と言いますが、その中でもビタミンやミネラル、アミノ酸成分の栄養成分。特定の効果が期待できるハーブ類などを特にサプリメントと呼んでいるようです。

【P】:今、けっこうサプリメントが流行っていますが、どうしてでしょうか?

【薬】:やはり、現代の皆さんは「健康ブーム」ということでしょう。少子高齢化が進んで、医療制度の先行きや老後の社会保障に不安があると・・・やっぱり「自分の健康は自分で守らなきゃ!!」ってみんな思いますよね。今は、「健康寿命」と言って、ただ生きているというコトではなくて、自分で歩けて、食事もトイレも自分でできて、他人のお世話にならず自立して生きがいをもって最期まで生活していきたいと皆さん思っているんじゃないでしょうか?この「セルフケア」の考えが今の健康ブームになっていると思います。 みんなストレスは抱えているし、いろいろと疲れてますからね。

【P】:サプリメントにはどんなものがありますか?

【薬】:もうこれは本当にいろいろなものがあります。テレビやラジオでもインターネットでもいろいろな製品が紹介されています。

【P】:毎日の疲れが気になっていたり、食事のバランスが悪い時なんかに、おすすめのサプリメントはなんでしょうか?

【薬】:一番手っ取り早くて無難なのは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸系をほどよく総合的に配合した「マルチビタミン系サプリメント」が、おすすめです。

【P】:みなさんいつまでも元気で健康で、頭もしっかりしていて、キレイで若くいたいという願いはありますよね?

【薬】:人類が文明と云うモノをもった大昔から、すべての人たちの望みです。その欲望をかなえてあげようと言うのが、いろいろなサプリメントの「売り」になっています。

【P】:お腹ポッコリの方はどんなサプリメントがありますか?

【薬】:内臓脂肪を減らすのを助けるなんてラベルにかいてあるお茶なんかあります。その他にもメタボリックの自己管理系では、「血圧が高めの方へ」とか「食後の血糖値が高めの方に」なんてパッケージに書かれているものがあります。

【P】:女性に向いているサプリメントと言えば?

【薬】:コエンザイムとかビタミンCとかを主成分とする「美容系」と大豆イソフラボンのような女性ホルモン作用を補う「健康系」のものがあります。

【P】:他にどんなサプリメントがありますか?

【薬】:イチョウ葉エキスやクルクミンなどが記憶系サプリ、軟骨成分や筋肉成分を補充しようというロコモ系のサプリメントもあります。その他にも、ブルーベリーなど視力回復系や快眠サポート系サプリメントなどもありますし、最近では乳酸菌飲料系でも腸内環境改善、ストレス改善、抵抗力増強など注目されている製品が次々と世の中に出ています。

【P】:ここまでお話を聞いていると「サプリメント」って本当にすごいんですね!!

【薬】:ここで、注意しなければならないのは、サプリメントは、あくまでも薬(医薬品)とは違うよ!!ってことです。医薬品は、○○に効果があるという表現ができるのに対し、サプリメントはあくまでも補助食品ですので・・・「病気の症状」に効果がありますとか効きますって表現はできないようになっています。評価についてはご本人の自己責任というコトになります。そして、飲む本人が健康であることが条件となります。

つまり、高血圧や糖尿病、認知症などの「病気」を治す(治療する)ものではないというコトをわかっている必要があります。

【P】:ほかに気を付けることは?

【薬】:サプリメントの中には、インターネットのサイトなどでは、怪しげなモノもたくさんあります。実際に健康被害なども報告されていますし、とんでもない金額のものや、勝手に毎月配送にされてしまい解約できなくなるなどのトラブルもあるようです。購入に当たっては、信頼のおけるメーカーやお店を選んでください。

また、サプリメントによっては、治療中の薬との飲み合わせで注意しなければならないものもありますので、心配があったら、医師や薬剤師、栄養士さんなどに相談することをお勧めします。

中央薬局グループ 広報委員