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花粉症の時期、気づかない間に〇〇していませんか?~インペアードパフォーマンス~

花粉が飛散する季節になりました。

みなさんはインペアードパフォーマンスという言葉をご存知でしょうか?

インペアードパフォーマンスとは、花粉症の治療で用いられる抗ヒスタミン薬の副作用によって、集中力や判断力、作業能率が低下している状態のことを言います。

この状態は、薬を飲んでいる本人も自覚していない場合が多いようです。

大事な試験、大事な用事がある時に、インペアードパフォーマンスになっては困りますよね?

現役薬剤師がおススメする眠気の出にくい薬の1つに、漢方の小青竜湯があります。

小青竜湯には、麻黄、桂皮、細辛、乾姜、甘草、五味子、半夏、芍薬が含まれています。

麻黄、桂皮、細辛には発汗作用、乾姜と甘草は体を温める作用があり、五味子と芍薬には発汗薬による汗の出すぎを抑えてくれます。

くしゃみ、水様性の鼻水、水っぽいうすい痰、喘息など体内の余分な水分が滞っている状態である「水毒」の方によく用いられる処方です。

このような方は、過度の水分摂取を控え、適度に温かい格好をし、内側からも外側からも体を冷やさないように努めましょう。

また、花粉の飛散する時期は、コンタクトレンズを装着していると花粉がレンズに付着し、症状を悪化させる可能性があります。

花粉対策としてマスクやメガネを装着することで、鼻の中と眼に入る花粉数を大幅に減らせることがわかっています。

出展「鼻の中と眼に入る花粉数」 平成22年度厚生労働科学研究補助金 免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業
公益財団法人日本アレルギー協会事業

最近では、お洒落な伊達メガネや花粉症対策用の眼鏡も豊富にあるので、ぜひ活用してみてください。

中央薬局グループ広報委員